2017年9月18日月曜日

密蔵院


いきなりマイナーな話になってしまうが、密蔵院は船上町の海岸近くにあるお寺である。
山陽電車の西新町駅からずーと南に歩くと、突き当り付近にある。
子供の頃時々遊びに来ていたが、「大きいお地蔵さん」が珍しかっただけである。

密蔵院の縁起が書いてある。結構古い寺である。ここら辺一帯が密蔵院のものであったと聞いたこともある。

本堂の横に兵庫県第二の石仏があるが、結構歴史は新しく、戦没者慰霊のために戦後に建てられた地蔵菩薩の座像である。

本来は、油掛地蔵が有名なお寺であった。戦前から暮らしていたご老人は油掛のためにやってくる。一願地蔵といい、柄杓で油を掛けてお祈りすると一つ願いが叶うと言われている。

字が非常によみにくくなっている。油掛地蔵について書かれている。

「仏足跡」とあるので、仏様の足跡である。いかにも加工したような足跡であるが疑ってはいけない。仏様の足跡なのだ。その証拠に大きさは普通の人間よりかなり大きい。

ここは、無名である。ご近所さんしか知らない。従って近所に食堂や喫茶店はあまりなく、探さなければ見つからない。私はよく「大観亭」で定食を食べる。ちょっと分かりにくいので、探してみよう。西新町駅の南側である。